分らしく生きる
 障害があると、「人に迷惑をかけるから」「一人では危ないでしょ」などと周りから言われ、いろんな経験をする機会に恵まれず、自分に自信を持てなくなることがあります。

 ぶるーむでは、まず、障害があってもたくさんのすばらしい面が自分にあることに気づいてもらい、障害のある仲間が多くの経験を積むことを支援していきます。

 このような支援を通じて、地域で自立生活を実践する仲間が増えていくと考えています。

活を支える
 ぶるーむでは関係団体と協力しながら、介助者の派遣が途切れることがないように仲間の生活支援をしています。

 「自立生活」とは、頑張ってなんでも自分ですることではなく、必要な支援を受けながら社会の中で役割を果たしていくことです。

 障害者の自立生活には安定した介助者の派遣が必要不可欠であり、今後も人材の確保に努め、障害者の立場に立った派遣を実現するための研修にも協力・継続していきたいと思います。

域をつくる
 障害者が自分らしい生活をするには、いまの制度やサービスではまだまだ不十分です。

 地域生活の中でも、公共交通機関を思うように利用できない、入店を拒否された等、障害者に対する差別はたくさんあります。

 個々の交渉支援はもちろん、障害者の人権に関する学習・情報提供に努め、障害者の権利、ひいては市民一人ひとりの権利が保障される社会づくりに貢献していきたいと思います。

 以上三つの柱は、どれ一つが欠けてもいけないものです。三つの柱を磨いて太くして、この北九州という土地にしっかり根付いた「ぶるーむ」という名の家を建てていきたいと思います。

「ぶるーむ」という家にたくさんの人に集ってもらえるよう、スタッフ一同励んでいきますので、今後ともよろしくお願いいたします。