
自立生活センターぶるーむ 代表 高園 康文
2007年10月に産声をあげた、私たち自立生活センター ぶるーむ(「ぶるーむ」の愛称で呼んでください)も、無事、第17期の事業を遂行し、18年目を迎えることができました。これもひとえに、会員のみなさま及び関係者のみなさまのご協力のおかげであり、この場を借りて、まずはお礼を申し上げたいと思います。
さて、障害福祉の世界におきましては2006年に国連で障害者権利条約が採択されて以降、2011年には障害者基本法の抜本改正、2013年には総合支援法の施行、同年差別解消法の成立、2018年5月バリアフリー法改正と目まぐるしく変化を続けております。
これは保護の客体とされた障害者を権利の主体へと転換し、インクルーシブな共生社会を創造するという我々が目指してきた方向への流れであります。
一方、景気の悪化に伴う財政難は安直に福祉予算を削減し、この流れにブレーキをかけかねない状況となっており、より一層の運動性強化、すなわち、障害当事者による自立生活の実践を行っていかねばなりません。
全国各地では障害のある仲間(自立生活センター)が地域で自分らしい生活を送れるよう支援を行っています。(ぶるーむは現在、全国自立生活センター協議会(JIL)加盟)
ぶるーむは、今後も ″自分らしく生きる” ‟生活を支える” ″地域をつくる” の三つを活動の柱にして、障害のある仲間の自立生活を支えていきたいと考えています。